正義はどこにある

農業をやりたいと志す若者がいる。
高校生の時から、その道を志し、
様々な農家さんのもとで修業をし、
農業の学校でも勉強した。

しかし、貸してもらえる農地はなかなか見つからない。
公的機関にも相談をしたが、色よい返事はもらえない。
お世話になった農家さんや、学校へ相談しても、
なかなか先へ進めない。

そんなとき、私の両親が、近くの農家さんの話を持ってきた。
20年以上も耕作していなくて、貸してくれそうだという。
一昨日、若者を伴ってあいさつに行った。
提示された金額は法外だった。
なんとか少し下げてもらって、貸してもらえるという話をつけた。
正式な契約はこの週末にということで、
とりあえず、今日耕運して引き渡してくれる手筈となった。
ところが・・・

昨日の朝、突然電話があり、
金額を上げてくれという。
とり決めた額の2割増だ。
それでも、仕方なく、それでお願いした。
ところが・・・

その日の夕方になって、やはり貸せないと言いだした。
使いたくなった時に、返してもらえないと困るからだという。
それについては、 あいさつに行ったときに再三説明済みで、
今さら何を言うとあきれ果てた。

仮にも、一度貸しましょうと返事をし、
しかも耕運して引き渡すと言った前日の夕方に、
いきなり話を反故にするという無神経さ。
酸いも甘いも噛み分けたはずの、65才にもなる人のすることなのか。
担い手の減少にあえぐ農業の世界に、
夢を抱き、あえて挑戦しようとする若者の気持ちを、
簡単に踏みにじる権利がどこにある。

憤った私の心は収まらない。

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14 Responses to 正義はどこにある

  1. ポコチャン より:

    利益主義なんだろう、

  2. coffeebeans より:

    20年間何もしないで税金だけ払うより。、貸した方が
    良いのでは?という訳には行かないのですね・・・
    国内産、地産地消なんて言葉だけがもてはやされて
    生産者の生活や未来のことは置き去りみたい。
    このままだと日本から農業する人が
    いなくなってしまうのでは?という不安がよぎります。

    • slecfarm より:

      新しく農業に参入しようとする人たちには、農地を借りるというだけで、たくさんの困難が立ちふさがっています。
      一度貸したら土地を取られるのではないか、なんて、契約書を交わしておいて心配するのは、農家だけじゃないでしょうか。

  3. ありこりあ より:

    昨日も友人と「口約束の世界って、いろいろ難しいよね」と話していました。
    農業がダメになっていくのはこういうこともあるのかと、非常に残念です。
    でも、本格的に借りても、こんなに気が変わる人だったら、のちのちも大変だっただろうから、やめてよかったんじゃないでしょうか。
    そう思うくらいしか怒りが治まらないですね。

    • slecfarm より:

      私も、そんな人から借りなくて、却ってよかったとは思っています。
      それにしても、子供がおもちゃを貸す貸さないって話じゃないんですから、いい年をした大人のやることでしょうか。

  4. 昔の乙女 より:

    20年も耕作してないなら使ってくれる人に貸して、
    土地を生かしたほうが良いと思うけどね。
    それも契約しておいて値を上げたり、
    耕した後に契約を解除するなんて(@-@)
    折角の若者の夢を踏みにじって(怒)

    • slecfarm より:

      私も怒りが収まらずにいたのですが、つらつら考えてみたら、自分が簡単に約束をたがえる人間だから、人のことも信用できなくなって、貸さないと言い出したのかなあって、65歳にもなってかわいそうな人だなあとも思いました。

  5. こんな夜更ケニー より:

    「新規就農者が増えたところで自分になんのメリットが?」
    「仕事や面倒事が増えるだけじゃん」
    なんて役場の人が思ってたらショックですね。
    全員がそうでないと信じたいけど。。。。

    • slecfarm より:

      どんな組織にも、ごく一部にそういう人はいると思いますが、基本的にサービス業に従事している方々。多くの方はホスピタリティにあふれていると信じています。

  6. Makiko Ishino より:

     全くひどい話と思いますが、そういう農家に出くわす確率は高いと思いますよ。でもどんな非常識、無教養な人でも社会の一員ならば、従わざるを得ない規範があるはずです。わたしにもよくわからないけれど、地域の目とか土地の顔役の声とか、その農家さんが守らざるを得ない何かがあるのではないでしょうか。そこを押さえれば話が動くように思うのだけれど。
     うちの近所では、平成16年に廃掃法上禁止された野焼きを平然と続けています。落ち葉や野菜残渣ならともかく、不要な生活用品、廃プラスチックやふとんなんかを日の出とともにドラム缶に入れて燃やし始めます。通報すれば犯人探しをされるだけなので数年間黙っていますが、いつか、彼らの弱みを見つけてやめさせたいと思っています。

    • slecfarm より:

      おっしゃるとおりなんでしょうね。きっと、その土地の古老とかに話を通せば、従うんでしょうね。
      野焼きというか、畑でマルチとか、トンネルのビニールとか、よく燃やしてますよね。悲しいですね。

      • Makiko Ishino より:

        警察の目が行き届かないのをいいことに困ったもの。
        捕まると大変なことになるのにね。

      • slecfarm より:

        け、警察までは・・・
        市役所とか飛んできそうですね(^_-)

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